七田式プリントと公文どっちがいいの?

活用方法

幼児教育について考えている方で、七田式プリントと公文どっちにしたらいいのか悩んでいる方もいらっしゃると思います。どちらにもメリットデメリットがあり、それぞれを比較してみたので参考になれば嬉しいです。

七田式プリントとは

幼児教育を考えている方であれば七田式プリントをご存じのかたも多いと思います。まず七田式プリントについて簡単にご紹介します。

七田式プリントとは幼児教育の大手株式会社しちだ教育研究所が出している幼児専門のプリント学習です。特徴としては「ちえ」「もじ」「かず」の3つのカテゴリーで学習していき、毎日各カテゴリーの冊子から1枚ずつ切り取り3枚を15分で終わらせる問題設計になっています。

フルカラーで子どもの興味を引きやすく、書くだけでなく声にだして読む問題もあるため飽きにくく,楽しく学習を進めることができます。

メリット

七田式プリントのメリットはまず学習習慣を身につけることができることだと思います。まだ小さなお子さんだと毎日お勉強することは難しいと思いますが、この七田式プリントは毎日3枚15分という問題設計なので生活の一部に組み込むことができれば継続して学習することができます。我が家も学習習慣を身に着つけることを第一に考えて、実践し実際に学習習慣はしっかりつきました。

また、家庭学習のため送迎の必要がありません。費用も最初に買い切りタイプなので初期費用はかかりますが毎月の出費があるわけではないので経済的です。

値段は14,800円で30冊入っています。10ヶ月で完了するとなっていますので1か月1,480円、1冊493円の計算で店頭でドリルを買うよりもお得です。

400%学習となっていて、4回続けて同じような問題が出題されるため苦手な問題であっても気が付いたらできるようになっています。

計算問題などで左脳を鍛えて、イメージ力、空間認識力などを刺激する問題で右脳もきたえていくため考える力と感覚的な能力を両方養えるとされています。

デメリット

七田式プリントのデメリットとしては、最初に買い切りタイプのため子どもが途中で飽きてしまったり嫌がってやめてしまうのではないかという不安があります。

実際に途中でやめてしまったと思われる方がフリマサイトなどに出品しているケースがあるので一定数は続かないお子さんもいるのだと思われます。わが子も途中苦手な分野に苦戦してしばらくお休みすることもありました。

また、他の通信教材と比べて難易度が少し高いように思います。年齢別にプリントA,B,C,Dと4種類ありますが、年齢というより対象の目安からどのプリントにするかを決めた方がお子さんに負担がなく継続できます。

難易度が高いというのもあり、お子さんが一人でプリントに取り組むのは最初のうちは難しいため、親の負担が少なからずあるということもデメリットの一つです。

お子さんがプリントに取り組む時間はそばで一緒に見てあげないとなかなか進まないので、つきっきりになりますが、毎日継続していけば学習効果もはっきりわかってくるのでお子さんも自信がついてきます。

公文とは

公文は子ども達一人一人が自分の力で教材の問題と向き合い学習を進めていく「公文式学習」となっています。教室に週2回通い地域により月額の値段は違いますがおおむね7000円台です。

公文では年齢や学年にかかわらずそれぞれのお子さんにあったレベルの教材を自分のスピードで進めていく学習方式です。

同じ教室に通っている同い年のお子さんでもたし算を学ぶ子もいれば分数を学んでいる子もいてその子の学習速度によって学習内容が違います。

高い学力と自分で学ぶ力を習得しつつ自分の学年のレベルを超えて進んでいくことができます。

メリット

公文のメリットは、やはり計算力がつくということだと思います。特にスピードは習っていないお子さんと比較するとかなり早く計算できます。計算を何度も反復して練習するため計算方法を体に染み込ませスピードと正確性を同時に身に着けることができます。

計算が苦手なお子さんでも繰り返し学習することで計算を、早く正確に処理することができるようになります。

算数において計算は大きな割合をしめるため、計算力がつくことで算数が好きになると思います。何度も計算をこなすなかで100点をとれるようになってくると成功体験を獲得でき、算数に対して苦手意識がなく楽しみながら学習をすすめていけるようになります。

学年ごとにカリキュラムが組まれているのではなく、本人の学習速度によってどんどん進んでいくため、先取り学習ができます。必死にプリントに取り組んでいたら気がつけばかなり先取りしていたというように自然と先取り学習をすることができます。

デメリット

公文のデメリットとして有名なのは思考力がつきにくいということです。計算の反復練習で体にしみこませ計算力を高めるということは逆に言うと考えることなく反射的に回答することになり考える力がつきにくくなります。

考える練習をしてこなかった結果、お子さんによっては計算は好きだけど算数がレベルアップしてくると必す問われる思考力の問題でつまずくお子さんもでてきます。

反復練習により算数が暗記科目のようになってしまい中学、高校とあがってくるにつれより思考力が必要になるため小さいころからしっかり考える力をつける必要があります。

他にも自分のペースで進めていくため、計算が得意な子はどんどん先取り学習をし、成功体験がみにつきますが、計算が苦手な子はなかなか進めていくことができなくなります。先生が手取り足取り教えてくれるわけではなく、あくまでも自分の力で学習を進めていくので同学年のまわりと比較してついていけない不安感におそわれることもあります。

まとめ

七田式プリントと公文のメリットデメリットを紹介しましたが、それぞれの特徴をよく理解し、自分のお子さんにあった選択をしたらいいと思います。我が家も七田式と公文、どちらが向いているのかとても悩みました。

計算がとても好きでどんどん進めそうなお子さんであれば公文を選べばかなり成功体験も獲得できるとおもいます。逆に計算は苦手でゆっくり考えて学習を進めていくのが向いているお子さんには七田式プリントを自宅で落ち着いて取り組むのもいいと思います。

お子さんの大事な時期に取り組む幼児教育について少しでも参考になれば嬉しいです!

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